お子さまがずっと泣いていて「何をしても泣き止まない!」「どうしていいかわからない!」と困ったり、イライラしてしまう時はよくありますよね。今回はそんな時の対処法についてご紹介いたします!
筆者の場合もそうなのですが、
初産の方は特に育児の右も左もわからず「1歳までの発育」における心構えがまだできていない場合が多いと思います。
育児ノイローゼになってしまう前に、まずは考え方と対処法について見直してみましょう!
- なぜ赤ちゃんは泣き続けるのか
- 1歳までの発育に対しての考え方
- 困った時、イライラした時の対処法
赤ちゃんはなぜ泣くのか
泣くという行為はマイナスな感情として捉えがちですが、
実は赤ちゃんにとっては「不安」や「欲求」を伝える大切な手段でもあります。
赤ちゃんにとっての「泣く」ことは、自分が生き残るために必死にもがいているサインです。
常に誰かのお世話を必要としており、周囲に気づいてもらうために大きな声で泣き続けています。
赤ちゃんの欲求を解決
例えば下記のような場合、赤ちゃんから伝えたい「欲求」があるかもしれません。
当てはまる内容をチェックしてあげて解決してあげましょう。
- お腹が空いた ⇨ 授乳
- おむつが汚れているから気持ち悪い ⇨ オムツ交換
- 眠いけど眠れない ⇨ 抱っこ
- 室内の温度が暑い・寒い ⇨ 温度調節・着替え
- おしりが痒い ⇨ スキンケア
- お腹が痛い ⇨ 触診でお腹の張りを確認
- 吐きそうで気持ち悪い ⇨ 熱がないか検温
状況が解決しない場合は医療機関への受診を考えましょう。
赤ちゃんの欲求を解決していくことでより親子の絆が深まっていきます。
最初は何を求めているかすぐに判断できないことも多いですが、何度も繰り返していくなかで徐々にわかるようになってくるので焦らずに対応することが大切です。
- 絆を深めて育児の自信へ(親)
- 達成感や喜びの感情(親)
- 気づいてもらえる安心感(赤ちゃん)
何をしても泣き止まない場合
赤ちゃんが泣き続けていると、悪いことはしていないのになぜか罪悪感を感じてしまいますよね。
赤ちゃんが泣くことは「生命力」の表れです。まずはご自身の考え方を改めてみましょう。
泣き止ませないと可哀想と思ってしまう。
赤ちゃんが泣くことは悪いことでも可哀想なことでもありません。
おおらかな気持ちで泣きたい赤ちゃんにしばらく付き合ってあげたいですね。
泣き声で虐待していると思われている気がする。
赤ちゃんが泣くのはは親のせいでも赤ちゃんのせいでもないと割り切ってみても良いと思います。
外出先ならおもちゃや音の出るものを使って注意を他に向けてみましょう。
泣き声で虐待していると思われている気がする。
赤ちゃんは泣くことは当たり前なので泣き声が出てしまうのは普通の話です。
気になるようなら赤ちゃんとご近所に挨拶をしておきましょう。
赤ちゃんが泣いた時のチェックリスト
いろいろと試してみたが泣き止まない場合は、
確認の漏れがないか下記の項目を順番にチェックしてみましょう!
- おなかが空いてないか
- おむつが汚れていないか
- 暑くないか、寒くないか
- おむつや肌着が苦しくないか
- 今の姿勢に飽きていないか
- ゲップは出たか
- 泣き方がいつもと違う
- 顔色が悪い
- 便の色がいつもと違う
- 熱がある
- 母乳やミルクを吐いた
- 触ると痛そうにする
体に不調が見られる場合は医療機関に受診しましょう。
- 音楽や歌を聞かせる
- おくるみでくるんで密着させる
- 掃除機やドライヤーの音を聞かせる
- くすぐってみる
泣き声にイライラしたり限界を感じたら
赤ちゃんに対してどんなことをしても泣き止まない時期はあります。
いずれは赤ちゃんが成長すれば自分で泣き止むことができるようになります。
ママ・パパが「泣き声を聞くのが辛い」「イライラしてしまう」と感じてしまう場合は、赤ちゃんの安全を確保してから一旦離れましょう。
親も人間なので心の限界はあります。
冷静になれない時は、一旦離れて落ち着きましょう。
- 赤ちゃんを安全な場所に寝かせる(転落・窒息などの危険に注意)
- すぐに戻れる範囲で、一旦離れる
- 気分転換を行う(深呼吸・外の空気を吸う・好きな音楽を聴く・電話で話す・顔を洗うなど)
- 赤ちゃんが泣き止む、または10〜15分ほど経過したら様子見を見にいきましょう。
乳幼児揺さぶれ症候群に注意
泣き声にイライラしてしまった時や、冷静でいられない時に赤ちゃんを抱っこで強く揺さぶらないよう注意しましょう。
赤ちゃんの脳は未発達で衝撃に弱いので生後6ヶ月までは特に注意が必要です。
最悪、後遺症や障害を引き起こす可能性もあるので要注意です。
乳児期の泣きの種類と特徴
赤ちゃんは泣く経験を通じながら日々、社会と自身について学んでいる最中です。
1歳になるまでに泣きの種類や特徴もさまざまなので、親としてもある程度認識しておくと気持ちが楽になると思います。
・主な泣きの種類
「生理的欲求の泣き」「黄昏泣き」「暇つぶし泣き」「夜泣き」「人見知り泣き」「後追い泣き」など
生理的欲求の泣き
何かをしてほしいことを伝えるために泣いています。
主な原因があるので原因を取り除いてあげましょう。
黄昏泣き
生後3か月ごろから始まることが多いです。
昼間から夕方への移り変わりの不安から人恋しくなり甘えて泣くことがあります。
昼間に遊びすぎた疲労から寝ぐずりしていることも。
対処:抱っこ・声をかける・歌や音楽を聞かせる
暇つぶし泣き
思うように体が動かない時期は、寝ていることに赤ちゃんも飽きてしまい、刺激を求めて泣くことがあります。
運動代わりやストレス発散、自分で泣きやむポイントを探っている時でもあるので、ふと泣きやむことも少なくありません。
対処:気持ちを切り替えさせる・そのまま泣かせてあげる
夜泣き
生後3か月〜6か月頃から始まり、1歳頃まで続くことが多いです。
まだ睡眠リズムが安定せず、浅い眠りのときに泣きますが、様子を見ていると寝ていくことも。
昼間の刺激が強いときは覚醒しやすくなります。
対処:空腹やおむつの不快などを確認・抱っこ・日中の過ごし方の見直し
人見知り泣き
生後6ヶ月ごろから知らない人を見分けられるようになります。
この泣きを繰り返して知らない人でも怖くないことを学びます。
対処:いろいろな人に会う機会を設けて慣れさせる
後追い泣き
「親の姿が見えないと永遠に会えない」という不安から泣いています。
だんだん姿が見えなくてもいなくならないことがわかるようになっていきます。
対処:家に帰ったら積極的に抱っこしたあやしてあげる
まとめ
今回は赤ちゃんが泣き止まない場合の対処法と考え方について、ご紹介させていただきましたがいかがでしょうか。
子育ては慣れないことばかりで大変な時期が続きますが、家族で励まし合いながら赤ちゃんの成長を見守りましょう!
- 赤ちゃんは生きるために泣いているということを理解する
- 泣いている要因を探って対処する
- どうしようもない時は「一旦離れて冷静に」